薄暮の横浜スタジアムで、高々と上がった飛球が姿を消した。
 4月13日に行われた横浜DeNA対中日1回戦の1回2死二塁の場面で、中日の4番ビシエドはカウント2-2から真ん中低めの変化球を強振。ほぼ垂直に上がった打球は、薄暮に霞む上空へ。横浜DeNAのサード宮崎が三塁コーチャーズボックス付近で捕球体勢に入ったかと思われたが、打球はかなり離れた三塁ベンチ手前付近に落下。どうやら宮崎の目には、霞んだ空に白球が紛れ込み、まったく見えていなかったようだ。