27日夕方、板門店で開かれていた韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩委員長による南北首脳会談が終了し、両首脳は共同宣言文に署名した。
 共同宣言文では双方が一切の敵対行為を全面中止し、5月1日からは軍事境界線付近での拡声器放送とビラ散布などを中止するとしたほか、「今年に終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制の構築に向け」、韓国・北朝鮮・アメリカの3か国、もしくはここに中国を加えた4か国での会談の開催を積極的に推進していくとした。また、「朝鮮半島の非核化に向けた国際社会の支持と協力に向けて積極的に努力する」とし、文大統領が今秋に平壌を訪問することも盛り込まれた。