ヘイトや過激思想が横行する今の時代への警鐘 1人の男が77人もの命を奪ったノルウェー連続テロ事件を映画化 監督が来日 2019/10/24 21:29 拡大する 2011年7月22日、ノルウェーで連続テロ事件が起こった。その事件は、単独犯としては史上最多となる77人もの命を奪った、世界中を震撼させた前代未聞の悪夢である。犯人は当時32歳のノルウェー人の男性。排他的な極右思想の持ち主で、積極的に移民を受け入れる政府の方針に強い反感を抱き、たった一人で用意周到に連続テロ事件を実行した。 特に多くの命が奪われたのは、首都オスロから40キロ離れたウトヤ島だ。ここではノルウェー労働党青年部のサマーキャンプに参加していた10代の若者たちを中心に69人が殺害された。 続きを読む