今、「あおり運転」が社会問題化している。車を運転する人なら誰でも“明日は我が身”であり、万が一の事態に遭遇した際に被害記録を残すことができるドライブレコーダーの出荷台数は右肩上がりだというが、そんな中、あおり運転にまつわる新たなケースが発生した。
今月6日、神奈川県の相模原市で「あおり運転をされた」と感じた男が逆上。相手の腹部を刃物で刺し、さらにスマートフォンを奪うなどして逮捕された。「被害者にならない」もしくは「被害者になってしまったら」という意識や備えは着実に高まってきているが、相模原で起こった事件のように、ある出来事をきっかけに自分が「一転して加害者になる可能性」について考えたことのある人は、果たしてどれほどいるだろうか。