今、「あおり運転」が社会問題化している。車を運転する人なら誰でも“明日は我が身”であり、万が一の事態に遭遇した際に被害記録を残すことができるドライブレコーダーの出荷台数は右肩上がりだというが、そんな中、あおり運転にまつわる新たなケースが発生した。
今月6日、神奈川県の相模原市で「あおり運転をされた」と感じた男が逆上。相手の腹部を刃物で刺し、さらにスマートフォンを奪うなどして逮捕された。「被害者にならない」もしくは「被害者になってしまったら」という意識や備えは着実に高まってきているが、相模原で起こった事件のように、ある出来事をきっかけに自分が「一転して加害者になる可能性」について考えたことのある人は、果たしてどれほどいるだろうか。
10日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』において、明星大学心理学部准教授で臨床心理士の藤井靖氏監修のもと「あおり運転しやすさ度チェック」が作成、紹介された。藤井氏によると、チェック項目は下記7項目だという。
(チェック項目)
・車の中は自分にとってリラックス空間
・仕事帰りにドカ食いや衝動買いをする
・自分は渋滞や赤信号にひっかかりやすい
・日頃活字がメインの本をあまり読まない
・移動手段の中で車が一番好きだ
・1つのことに没頭しすぎることがある
・ドラマや映画を観てもほとんど泣かない
上記、全項目の7つに当てはまるようであれば、あおり運転をする危険度はかなり高く「他人に運転してもらった方がいい」レベル。5~6つであれば、「無自覚なあおり運転をしている可能性がある」レベル。3~4つであれば、「急ぎや疲れが溜まっている時に、あおり運転をしやすい傾向がある」。0~2つであれば、「あおり運転をしている可能性は低い」という説明だ。
この日の出演者の中で最もあおり運転の危険性が低いとされたのは、ともに2項目のチェックにとどまった前東京都知事の舛添要一と元長野県知事で作家の田中康夫氏。一方、5つにチェックを付けて危険性が最も高いとされたのは、ネット時事問題に詳しい文筆家の古谷経衡氏と統計学の専門家で江戸川大学客員教授の鳥越規央氏だった。
日頃の落ちついた言動から、あおり運転とは程遠いイメージの鳥越氏。まさかの結果に一同が「正反対だ」とどよめくと、本人も「そんなに煽ってますかね……」と困惑気味。そんな鳥越氏に対してMCを務める千原ジュニアが「無自覚な人ほど」と潜在的な危険性について話を振ると、「最近はあまり運転をしないのですが、無自覚に煽っているのでしょうか」と苦笑いを浮かべるしかなかった。
「あおり運転しやすさ度」チェック。アナタの診断結果は?
(C)AbemaTV
【注目無料動画】
▶全国あおり運転の恐怖体験&「あおり運転しやす度」チェック
▶「その気になれば繋がれる」アイドルハンターの恐怖追跡
▶ラブホテルの「闇」実態に迫る!
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側