25日放送のAbemaTV『AbemaPrime』で番組レギュラーを卒業したウーマンラッシュアワーの村本大輔が、「マイノリティが社会で果たす役割」をテーマに、作家の乙武洋匡氏と対談を行った。「乙武さんは一体何者なんですか?」という村本の問いかけに、乙武氏が「ただの障害者」と答えるところから会話はスタートした。
乙武:何が言いたいかというと、21年前に『五体不満足』という本が出て、やっぱり特別な障害者みたいな扱われ方をしてしまったし、僕が何かを言うと「乙武が言っているんだから、障害者はみんなそう考えているんだろう」と、"障害者の代表"のような捉えられ方をされるようになってしまった。何百万という障害者の中の、あくまで僕という個人の意見だということをしつこく言ってきたけど、それでもやはり私の発言がメディアに出ると、どうしてもそれが障害者の代表と捉えられてきた。このへんが20年抱え続けてきたジレンマ。特別な障害者でもなく、一人の手足のない車椅子に乗った42歳だということ。