身分証明書に記された「無国籍」の文字。旧ソ連の少数派民族として生まれたトロスヤン・ルーベンさん(52)は、1991年のソ連崩壊後の混乱で迫害を受け逃亡。その結果、国籍を失ってしまったという。10年前、国籍を取りたいと願い来日したが、今年2月に在留資格を得ることはできたものの、今も念願の日本国籍は取得できないままだ。