10月1日、将棋界に新たなスター候補が誕生した。伊藤匠四段(18)は、今月10日に誕生日を迎えたばかり。3カ月弱ではあるが、藤井聡太二冠(18)より若く、現在の将棋界では最年少になる。プロ入りとなる四段昇段時の記者会見では「藤井二冠に追いつきたい」と語り、その実力がファンも気になるところだが、プロの間では既にその実力が発揮される場面があった。プロ入り早々にタイトル挑戦を果たした本田奎五段(23)が明かしたのは、実力者たちを早指しでなぎ倒したというエピソードだった。