4日、エンジンの破損で那覇空港に引き返した日本航空機の乗客が、飛行中に撮影した映像。主翼の上にまでめくれあがっているのは、本来翼の下にあるはずのエンジンのカバー。大きく破損し、内部がむき出しの状態になっている。
撮影した乗客は、当時の恐怖をこう振り返る。
「離陸してから5~6分後に海が見えて、雲の間を抜けたくらいにガッと揺れた。もう死ぬなと思った。もう機長を信じるしかないという状況で、『大丈夫。大丈夫』と自分に言い聞かせている状況だった」
この後、飛行機は那覇空港に緊急着陸。国は今回のトラブルを大事故につながりかねない「重大インシデント」に認定し、国土交通省の事故調査官が機体の調査を行っている。