8日午前2時半ごろ、神奈川県鎌倉市の眼鏡販売店に3人組の男が侵入した。防犯カメラには、扉を壊して店に押し入って来る男たちの姿。全員、顔を隠している。
1人は、工具のようなものとライトを持ち、レジが置いてある店の奥を物色。残りの2人は、棚に並べられた百数十本のメガネフレームなどを手あたり次第、袋に放り込む。犯行時間わずか40秒で、棚に並んでいた商品500万円相当が盗まれた。レジは開けられず、現金は盗まれていなかった。
第一発見者は、出勤してきた経営者の毛利誠也さんだ。眼鏡店「ビジョンサポート」社長の毛利さんは「コロナで1年くらい苦しんできて、また、緊急事態になって、まだまだ厳しいなと思っていた矢先だったもんですから、ショックは大きかったですね」と肩を落とす。
海外でも人気があるという日本製の眼鏡フレーム。毛利さんは「最近はフリマ(サイト)とかで人気のあるフレームが出回っている」と、転売目的の可能性を指摘。警察は、逃げた男らの行方を追っている。