今月4日、東京府中市にある飲食店で高級シャンパンと金庫が盗まれた。防犯カメラの映像を見てみると、営業時間外の店に入ってきたのは、明らかに不審な男。
目出し帽の上から眼鏡をかけた男は、店内に入るや否や、あたりを物色して回り、ウサギのカバーがつけられた高級シャンパンを、持っていたバッグへと入れる。さらに、カウンターの下をのぞき込み、売上金などが入った金庫を取り出した。
しかし、男は肝心の金庫をなかなか開けることができない。金庫を開けるためのカギを探しているのか、店の中を手あたり次第に探し回る男。
犯行開始からおよそ8分経ち、業を煮やしたのか、男は高級シャンパンなど3本と開けられなかった金庫を抱えて店から逃げていった。
被害額はおよそ10万円。別の窃盗事件で逮捕された20代の男が、関与を認めている。被害に遭った「ガールズバーサクラ」代表の岡林健人さんは「飲食店さんがみんなつらい状況の中で、こういうことをするというのはあり得ない、許せないことだなと思っていた。しっかり反省して謝罪していただければ、緊急事態宣言明けにも遊びに来てくれればとは思います」と語っている。