日本将棋連盟による2月8日週の公式戦は、藤井聡太王位・棋聖が2局に登場。9日には順位戦B級2組に登場し、勝てば最終局を残して来期のB級1組入りが決まる。また11日には過去2回優勝している朝日杯将棋オープン戦の準決勝で渡辺明名人(棋王、王将)と対戦。勝てば同日、決勝も戦う。主な対局は以下のとおり。

2月8日(月曜日)

王位戦挑決リーグ 佐藤天彦九段 対 片上大輔七段 (携帯中継)
棋王戦予選 青野照市九段 対 門倉啓太五段 (携帯中継)

2月9日(火曜日)

竜王戦1組 永瀬拓矢王座 対 羽生善治九段 (携帯中継)

 今期の1組ランキング戦屈指の好カード。タイトル3期の永瀬王座だが、竜王戦ではまだ挑戦の経験なし。まずは本戦を目指し、なるべく好位置からスタートするために、1つでも勝ち進みたい。羽生九段は昨期、1組優勝で本戦に乗り込み、挑戦権を獲得した。2年ぶりのタイトル戦でタイトル100期の大記録は達成できなかったが、今期も当然狙いに行く。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。

順位戦B級2組 窪田義行七段 対 藤井聡太王位・棋聖 (ABEMA・携帯中継)

 25人中、唯一の8連勝で昇級に王手をかけている藤井王位・棋聖。上位3人がB級1組に昇級できるが、1敗も1人だけのため、本局に勝利した瞬間、最終局を待たずにB級1組への昇級が決まる。また3人いる2敗棋士が全員負けた場合でも昇級が決まる。持ち時間は各6時間で、先手は窪田七段。

順位戦B級2組 佐々木勇気七段 対 大石直嗣七段 (携帯中継)
順位戦B級2組 北浜健介八段 対 横山泰明七段 (携帯中継)
王座戦二次予選 松尾歩八段 対 広瀬章人八段 (携帯中継)
王座戦二次予選 高崎一生七段 対 山本博志四段 (携帯中継)

2月10日(水曜日)

竜王戦2組 屋敷伸之九段 対 八代弥七段 (携帯中継)
竜王戦3組 遠山雄亮六段 対 増田康宏六段 (携帯中継)
叡王戦予選 長岡裕也六段 対 渡辺正和五段 (ABEMA)
叡王戦予選 本田奎五段 対 長岡か渡辺 (ABEMA)
叡王戦予選 千葉幸生七段 対 三枚堂達也七段 (ABEMA)
王将戦一次予選 竹内雄悟五段 対 服部慎一郎四段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦C組 藤田綾女流二段 対 甲斐智美女流五段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦D組 山口恵梨子女流二段 対 西山朋佳女流三冠 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦G組 里見香奈女流四冠 対 脇田菜々子女流初段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦H組 室田伊緒女流二段 対 中井広恵女流六段 (携帯中継)

2月11日(木曜日)

王座戦二次予選 山崎隆之八段 対 菅井竜也八段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦準決勝 渡辺明名人 対 藤井聡太王位・棋聖 (ABEMA・朝日新聞デジタル・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦準決勝 三浦弘行九段 対 西田拓也四段 (ABEMA・朝日新聞デジタル・(携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦決勝 渡辺か藤井 対 三浦か西田 (ABEMA・朝日新聞デジタル・(携帯中継)

 藤井王位・棋聖が3度目の優勝を目指す同棋戦。準々決勝では、過去6戦全敗だった天敵・豊島竜王に勝利し勝ち進んだ。渡辺名人とは昨年、棋聖戦五番勝負でぶつかりタイトル奪取。一昨年の朝日杯決勝で当たったこともある。持ち時間は各40分で、先手・後手は振り駒で決まる。

2月12日(金曜日)

竜王戦1組出決 斎藤慎太郎八段 対 佐藤和俊七段 (携帯中継)
竜王戦3組 行方尚史九段 対 都成竜馬六段 (携帯中継)
竜王戦6組 牧野光則五段 対 佐々木大地五段 (携帯中継)
王座戦二次予選 丸山忠久九段 対 阿久津主税八段 (携帯中継)

2月13・14日(土・日曜日)

王将戦第4局 渡辺明王将 対 永瀬拓矢王座 (毎日新聞ニュースサイト・将棋プレミアム・携帯中継)

 渡辺王将が開幕から強さを発揮。一気に3連勝し、防衛に王手をかけている。棋王戦も並行して防衛戦を戦っている渡辺王将だが、冬のタイトル戦に無類の強さを発揮することから「冬将軍」とも呼ばれている。永瀬王座は、まずは1勝を挙げてシリーズの流れを変えたいところだ。持ち時間は各8時間の2日制で、先手は永瀬王座。

2月13日(土曜日)

王将戦一次予選 金井恒太六段 対 杉本和陽四段 (携帯中継)
王将戦一次予選 斎藤明日斗四段 対 谷合廣紀四段 (携帯中継)
叡王戦予選 日浦市郎八段 対 真田圭一八段 (ABEMA・携帯中継)
叡王戦予選 青野照市九段 対 森下卓九段 (ABEMA・携帯中継)
叡王戦予選 郷田真隆九段 対 木村一基九段 (ABEMA・携帯中継)

2月14日(日曜日)

竜王戦6組 出口若武四段 対 小山怜央アマ (携帯中継)