爆音とともに大型バイクの集団が、歩行者天国の商店街を走り抜けていく。
先月21日、広島県・尾道市中心部にある商店街で、狭い通りを8台のハーレーダビッドソンに乗る軍団が疾走。映像には、驚いて走って逃げる女の子の姿も残されている。
集団を見ていた店主は「すごい爆音が鳴り始めて『何かな』と思ったらバイクの集団が店の前を通過していった。店の中にいても、すごい遠くから『うわっ!なんか来た』っていうのがわかるぐらい」と話す。
爆音をとどろかせながら、突如現れたハーレー軍団。目的は“あるお店”にあった。動画の撮影者によると、ハーレー軍団は、人気のクレープ店に立ち寄るため、商店街に入ってきたという。
しかし、このハーレー軍団、ただの迷惑行為ではおさまらない。ハーレー軍団が走行した場所の道路標識を見てみると、11時~20時の間は、自転車を除く歩行者専用になっている。防犯カメラの映像を確認すると、撮影時刻は午後0時45分。通行禁止の時間帯にあたる。つまり、歩行者天国の中を大型バイクで侵入してきた疑いがあるのだ。
商店街から相談を受けた警察は、ハーレー軍団による、この行為が、道路交通法違反の疑いもあるとみて捜査を進めている。