この秋、13年ぶりに日本人宇宙飛行士が募集されることをご存知だろうか。宇宙航空研究開発機構(JAXA)がアメリカ航空宇宙局(NASA)主導の月面開発計画への参加を決定、今後、5年に1度をメドに、定期的な募集が行われるという。
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「ついに来たなと。今から緊張している」。今回の発表を心待ちにしていたというのが、会社員の木村さん(仮名、30代)。地元で開かれた元宇宙飛行士の毛利衛さんの講演を聞き、「こんなに楽しい、かっこいい職業があるんだ」と感動。高校の文集でも、将来の夢を“重力脱出”と表現。社会人になってからもエンジニアとして働く傍ら、語学の学習やトレーニングに励み、食生活にも気を配ってきた。それだけでなく、アメリカでパイロットの訓練に参加しているという。「受験するということは、まだ会社には言えていない。ただ、宇宙を目指していること自体は知っているので、あまり驚かれれないだろうなとは思う」。