これは大阪市で今年2月に撮影された自転車窃盗の映像。シャッターが閉まった店の前に男が現れる。およそ10秒後、再び現れた男は片手で自転車を押し、そのまま自転車を持ち去った。盗まれた自転車は、この店の店長が店の前に停めていたロードバイクタイプのもので、通勤に使っていた。
被害にあった男性は「片道1時間くらいその自転車に毎日乗っているんで、ないと厳しいなという自転車ですね」と話す。男性は盗まれた自転車の画像や防犯カメラなどをSNSに投稿し、情報を求めた。
すると、「Instagramのストーリ―を見て連絡しました」「似てる自転車を見つけたので」といった連絡があった。自転車が見つかったのは、盗まれた現場から約10キロ離れた場所にある駐輪場だった。
被害にあった男性は「パーツがばらされて売られるなんてこともよくあるんで、諦めようかなとは思っていたんですけど、とりあえずあってよかったなという気持ちです」と話した。