将棋の藤井聡太王位・棋聖（18）が5月13日、順位戦B級1組で三浦弘行九段（47）と午前10時から対局を開始した。昨期、B級2組を全勝で“1期抜け”したが、B級1組は「鬼の棲家」と呼ばれるほど、強敵が揃うと言われる激戦区。最年少名人記録の更新に向けて、今期の開幕局で白星発進となるか。
藤井王位・棋聖は昨期、B級2組で唯一無敗の10戦全勝。順位戦での成績も39勝1敗、勝率.975と完璧の近い数字を残しており、順位戦に限れば現在21連勝中だ。ただし初参戦となるB級1組の厳しさは、大きく異なる。13人参加の総当たり戦で、A級に昇級できるのは上位2人。タイトル経験者、挑戦者、棋戦優勝者などが多数在籍しており、激しい星のつぶし合いとなる。
藤井王位・棋聖が更新可能な大記録の一つが、最年少名人。谷川浩司九段（59）が持つ21歳2カ月。これをクリアするのは、このB級1組でも1期抜けを果たし、来期にA級で名人挑戦権を獲得するというぎりぎりの条件をクリアしなくてはならない。新記録に向けて、強敵・三浦九段が相手ながらも、この初戦でまずは順調なスタートを切りたいところだ。
持ち時間は各6時間で、先手は藤井王位・棋聖。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
