深田恭子も患う「適応障害」増加傾向に…精神科医が語る“うつ病”との違い
【映像】ABEMAでみる
この記事の写真をみる(3枚)

 26日、女優・深田恭子が所属事務所のホリプロを通じて、適応障害による活動休止を発表した。

【映像】“肩出しドレス”で笑顔見せるも…休止発表2日前の深田恭子

 所属事務所によると、深田は去年春ごろから体調を崩しがちになっていたといい、今月に入り、医師から「適応障害」と診断されたと報告。当面の間、治療に専念するため、出演予定だった7月期のフジテレビ連続ドラマを降板するという。所属事務所は「関係者の皆様には大変なご迷惑をおかけすることを心からお詫び申し上げるとともに、私どもとしましても、深田恭子をできる限りサポートしてゆきたいと存じます」とコメントしている。

 深田といえば、24日に都内で行われた熊本復興の応援イベントに登壇したばかり。リモートで出席した「くまモン」から、いちごのサプライズプレゼントを受け取り、笑顔を見せていた。

深田恭子も患う「適応障害」増加傾向に…精神科医が語る“うつ病”との違い
拡大する

 一体、適応障害とはどのような病気なのだろうか。精神科専門医でYouTuberとしても活躍するメンタルドクターSidow氏は、ニュース番組「ABEMAヒルズ」の取材に対し「適応障害は特定のストレスが積み重なって、それが肉体面・精神面に影響が生じて、生活に支障が出てくる病気だ」と話す。原因は「精神的ストレスであることが多い」とした上で、「人によってストレスはさまざまだ。人間関係や家族関係、仕事など、いろいろな原因が考えられる」と述べた。

 同じくストレスなどきっかけに発病する「うつ病」と比べて、何が違うのだろうか。

「適応障害とうつ病は、重なる部分も多い。一番の違いはうつ病はストレスがなくても、気分の落ち込みや食事が摂れないなど、生活への影響があり、ストレスと離れた上で、薬物療法などを行う必要がある。一方、適応障害は、ストレスから離れることによって回復が見込める」

深田恭子も患う「適応障害」増加傾向に…精神科医が語る“うつ病”との違い
拡大する

 また、メンタルドクターSidow氏によると、今は適応障害の患者が増えているという。

「特に仕事関係で、4月から新しい環境になって、そこに適応できなかった場合、体調を崩す人が多い。深田さんの所属事務所が発表した内容には『去年の春ごろ』とあった。コロナ禍による環境の変化や仕事への影響が、ストレスになった可能性もあるだろう。基本的に適応障害はストレスが原因になるので、そのストレスと離れる必要がある。もし原因が仕事であれば、仕事から離れて休養に専念すれば、改善が期待できる」

 突然発表された活動休止。今はゆっくりと心と身体を休め、休養に専念してほしい。

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

【映像】深田恭子「適応障害」 精神科医の見解は
【映像】深田恭子「適応障害」 精神科医の見解は
【映像】「そよ風でも激痛」線維筋痛症の苦しみ
【映像】「そよ風でも激痛」線維筋痛症の苦しみ
この記事の写真をみる(3枚)