「日本を離れて徹底的に自分を見つめ直し、洗い直すことができた」。昨年より日本での俳優業を再開させた小出恵介が、ABEMAオリジナルドラマ『酒癖50』に主演する。連続ドラマへの出演は約4年ぶり。酒によってあぶり出される人間の弱さや愚かさを描く鈴木おさむ脚本のオリジナルストーリーで、過度な飲酒により奈落の底に堕ちていく人々に救いの手を差し伸べる謎めいた主人公・酒野聖(さけの・せい)を演じる。30代半ばという最も脂の乗った時期に一線から退き、アメリカ・ニューヨークで演技武者修行に励んでいた小出。不安や焦りに押しつぶされそうになったこともあっただろう。そんな小出の背中を前向きに押したのは、かつてともに切磋琢磨した同年代俳優たちの目覚ましい活躍ぶりだったという。