将棋の藤井聡太王位（棋聖、19）が7月22日、お～いお茶杯王位戦七番勝負第3局で、挑戦者の豊島将之竜王（叡王、31）と現在対局中だ。シリーズ1勝1敗で迎えた本局は、角換わりから始まり、豊島竜王が先に細かくポイントを奪ったかに見えたが、中盤以降は形勢が両者の間を行き来し、現局面では藤井王位が優勢に。持ち時間ではほぼ互角だ。
【中継】お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負 第三局2日目 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王
1日目は豊島竜王がやや有利か、という微差で折り返しを迎えると、2日目に入り一時は形勢が二転三転。午後5時の時点までに97手目まで進んだ。中継しているABEMAの「SHOGI AI」では、藤井王位の勝率を74％と示しており、解説する棋士の間でも藤井王位の優勢について語る場面が多くなっている。
今回のシリーズは第1局で豊島竜王が、中盤から築いたリードを最後まで守りきっての快勝。第2局も豊島竜王が中盤までリードしながら、しぶとく食らいついていた藤井王位が終盤でひっくり返し、逆転勝利を収めた。本局も1日目終了までは形勢グラフで似たような展開になっていたが、2日目の午前中からグラフは大きく両者の間で揺れ動くことに。ただ、藤井王位側に振れてからはそのままリードを広げ続けている。
持ち時間は各8時間の2日制で、先手は藤井王位。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。また視点を変えられるマルチアングル放送も同時に実施中だ。
【午後5時の残り持ち時間】
藤井聡太王位 1時間2分（消費6時間58分） 豊島将之竜王 58分（消費7時間2分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
