上野千鶴子名誉教授による祝辞が大きな反響を呼んだ、東京大学の入学式。
会場となった日本武道館で"平成最後の新入生"たちに話を聞いてみると、「ロボットとか作りたい」「宇宙飛行士」「法学部に進学して政治学を学んで、偏見のない報道に関われたらいいな」「外務省を目指している。」「硬式野球部に入ろうと思っている。文武両道頑張っていきたい」と、新時代の東大に期待が膨らんでいるようだった。
一方、イギリスの教育専門誌「ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーション」などが発表した「THE世界大学ランキング日本版2019」では、これまで1位常連だった東大が初めて2位に転落。主な原因は、外国人学生の比率などから算出される「国際性」のポイントで、京都大学に差をつけられたことだった。これについては新入生たちも実感しているようで、「クラスに留学生が何人かいるのかなって思っていたけれど、自分のクラスは1人もいない」といった声が聞かれた。