東京オリンピック・パラリンピックの開催まで残り1年を迎えた今、元東京都知事で、招致運動に携わった作家の猪瀬直樹氏が4日放送の『NewsBAR橋下』に出演、「語られなくなった大きなテーマが二つあった」として、橋下氏に次のように語った。
 「日本軍がなかなか意思決定できなかったとか、"昭和16年夏"の時点で日米戦争に負ける見通しがあったという話があったけど、今度の2020招致という"戦争"には絶対勝たなきゃと、そのためにはいろんな縦割りを乗り越えて、いかに情報共有できるかが問題だった。東京都の中も、各競技連盟も、霞が関も縦割り。東京がなぜ二度目をやるかという理由も必要だったけれど、例えばIOCの票集めのためにも、外務省がどこにいくらくらいODAをしているのかといった情報も重要だった。そうやって、ようやく勝ち得たんだよ。