名倉潤さん「手術の侵襲」でうつ病発症 「“2カ月後”がプレッシャーにならないように」必要な周囲のサポートは
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 お笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤さんが1日、うつ病を発症し2カ月間の休養に入ることがわかった。名倉さんは去年6月に頚椎椎間板ヘルニアの手術を受けていたが、経過は良好な一方で、「手術の侵襲」による普段の生活圏にはないストレスがうつ病の要因になったという。

 今回の休養に名倉さんは「日頃応援して下さっている皆様、関係者の皆様、この度はご心配、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。少しの間休養させて頂きます。体調を回復させて戻って参りますので、よろしくお願い致します」とコメントしている。

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 この「侵襲」とは、治療に伴う体への害のことで、手術なら体にメスを入れること、薬なら副作用がこれにあたる。手術の侵襲がうつ病を引き起こす理由について、臨床心理士で心理カウンセラーも務める明星大学准教授の藤井靖氏は「手術そのものの影響というより、“それまで当たり前だった仕事がうまくいかない”など、日常生活が阻害されることがストレスになることが要因」と説明。今後の治療については、「投薬治療や認知療法などの心理療法を行うべき。生活面では好きなことや少しでも楽しめるものなど、一定の活動量を保ったほうがよい」と推奨する。

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 一方、自身も頚椎の手術を受けたことがあるというアーサー・ホーランド牧師は「体にメスを入れる、今までいじったことがない場所をいじられるという意味では、精神的にも肉体的にもリハビリしていく期間が必要」とコメント。続けて、「今までのように思い通りにならない現実を受け止める、自分の弱い部分が示される、自分と向き合わされる。きっと名倉さんも活発に動くタイプで、手術を通して休まなくてはいけないことに責任を感じると思う。“ピンチはチャンス、絶望は希望への窓口、光は闇の内に輝いている”という言葉があるように、このことを通して自分の生き方を名倉さんは見つけていくと思う。そういう意味では、この休む期間はマイナスではなくてプラス」とエールを送った。

 藤井氏によると、「うつが強くなっていると、『引退したい』『解散したい』など極端な決断をしようとするが、先送りすることが大事」だという。また、周囲の支え方について「休養の2カ月という期限はあくまで今の診断書上のもの」とした上で、「うつを発症する人はもともと生真面目で、『2カ月後には必ず復帰しなきゃいけない』という考えがプレッシャーになる可能性もある。復帰後の仕事量を周囲のサポートでコントロールすることが大事」と勧める。

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 これを受けてアーサー牧師は「エリザベス・キューブラー=ロス(アメリカの精神科医)の『死ぬ瞬間』という本を読んだことがある。キューブラー=ロス女医は末期がんの心のケアをする人で、自らが病気になってしまった時に、人を励ますことはすごく好きなんだけど、励まされるとか慰められることに慣れていなかったと。でもそれを通して成長させられたと言っていて、優しさを持って接する人も『頑張れ』『できるぞ』でなく寄り添ってあげることが必要」との考えを述べた。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

原田泰造・堀内健がコメント

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