「あいちトリエンナーレ」の津田大介芸術監督と、中止された『表現の不自由展・その後』の実行委員会のメンバーが2日、それぞれ会見を開いた。
 津田監督は抗議などに対して事前の準備は進めていたものの、日韓関係の急速な悪化、政治家が介入する発言をしたこと、そして開催直前に京都アニメーションの放火殺人事件が予想外の出来事だったとし、中止の判断は抗議殺到やテロ予告により安全な運営が担保できなかったからだと強調。しかし実行委員会側は、対応職員の事前研修と現場のケアが不十分だったと指摘、表現の自由を侵害した行政の判断は検閲だと主張するなど、両者の主張に食い違いがあることが改めて浮き彫りになった。