「香港にこれほど大きな混乱を招いたことは、行政長官として弁解の余地はない。許されないことだ。選べるならば、真っ先に辞任したい。深く謝罪したうえで辞任する」。デモが続く香港情勢をめぐって、香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が非公式の場で辞意を表明していたことが音声データとともに報じられた。これに対し林鄭長官は「プライベートな非公開会合の内容が公開され、個人的には失望した。最初から、今まで私は一度も中央政府に辞任に関して話したことがない」と明確に否定した。