元安美錦・安治川親方、休場で囁かれる白鵬の引退説を一蹴「衰えはない」
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「衰えはない」

 元関脇・安美錦の安治川親方が、7月の大相撲夏場所で痛めた右手小指の痛みが悪化したことを受け、二日目からの休場を発表した横綱・白鵬(宮城野)に一部で囁かれる引退説を力強く一蹴した。

 9日にAbemaTVで放送された大相撲秋場所二日目に解説として登場した安治川親方は「衰えとかいう人もいるが、そういうことは全くなく稽古場でもしっかり体を動かしている。相手が良かったというしかない」と白鵬の去就について私見を述べた。

 初日に前頭筆頭の北勝富士(八角)に寄り切られた一番については「(白鵬は)初日から様子を見るタイプではないので厳しく来たと思ったが、それ以上に北勝富士が徹底してまわしを与えないで攻めていた」と北勝富士の取組を素直に称賛した。

 また自身の相撲人生がケガとの闘いだったことに触れると「何度も辞めることについては考えた。その考えを振り切って土俵に上がれるうちは一生懸命やろうと思っていた」と話すと、一度大きく頷いて「十分できた」と清々しい表情で話した。

 7月に行われた大相撲夏場所の十日目に引退を表明した安治川親方は、当時現役の関取としては最年長の40歳で22年半にわたる相撲人生にピリオドを打ったばかり。関取在位117場所は魁皇と並ぶ史上1位タイ、幕内在位97場所は高見山と並び史上2位タイ、通算出場1805回は史上3位、39歳6カ月での入幕は昭和以降最高齢など記録はもちろん、記憶にも残る人気力士としてファンに愛された。

(C)AbemaTV

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