不正入学と不適切な奨学金受給、妻の資産隠し、息子の兵役逃れ、親族による不透明な投資ファンド運営などの、玉ねぎの皮をむくように新たな疑惑が飛び出すことから"タマネギ男"と称された側近・曺国(チョ・グク)氏。文在寅大統領は9日、ついに彼を法務省のトップに任命した
法相任命に対する賛否(8日時点)は51.8%と反対が上回っており、「彼は妥当ではないと思う。疑いが多すぎる。それなのに任命を強行するのは問題がある。この先うるさくなるだろう」と話す韓国国民もいる中での判断について、文大統領は「曺国法務長官の場合は疑惑提起が多く、配偶者が起訴されるなど、任命賛成と反対の激しい対立があった」「ややもすると国民分裂につながる恐れもある状況に対し、大統領として深く悩まざるを得なかった。しかし、私は原則と一貫性を守ることがもっと重要だと思った」と説明している。