将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が9月20日に行われ、塚田泰明九段(54)が阿部光瑠六段(24)を195手で下した。
 プロ歴38年を誇る塚田九段は、若手有望株の一人、阿部六段と大熱戦。一度は自陣の最下段まで入玉を許したものの、そこから再度押し戻し、寄せが難しいとされる中段玉をなんとか寄せ切った。
 塚田九段は午後7時から三枚堂達也七段(26)と二次予選進出をかけて対戦する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。