2日夜、JR新宿駅で47歳の男性が進入してきた山手線の電車に接触し、搬送先の病院で亡くなった人身事故。帰宅ラッシュに重なったため、約1時間後の運転再開までに、4万人に影響が出たという。男性は全盲で白杖を手にしており、自ら線路に降りたという目撃情報もあるため、警視庁では自殺を図った可能性もあるとみて調べている。
問題が起こったのは事故の直後、救出活動が始まった後だった。複数の野次馬が、救助活動の様子が人目に触れないように覆われたブルーシートの内側にスマホを差し込み、男性の様子などを撮影しようとしたというのだ。JR東日本によれば、このとき駅員が「スマホでの撮影はご遠慮ください。モラルを守った行動をお願いします」などと注意を繰り返したという。