タワーマンションが立ち並び、首都圏の中でも人気のエリア・武蔵小杉。しかし、先日の台風19号の影響によって浸水被害や停電・断水が発生、駅で通勤・通学客が溢れる様子が報道されると、ネット上には住民を揶揄する意見の投稿も相次いだ。
 「分断」という言葉について最近改めて考えてみているのですが、これは「共存」という言葉と本質的には同義なのではないかと思うようになりました。
 「共存」が成り立っている状況はどんなものだろうかと整理してみると、「あなたと私は違って、それぞれに特性があるから補い合えばいいし、協力しあえばいい。だからあなたの存在も認めるし、私の存在も認めてほしい」という共存、「あなたと私は違うんだから、壁でも作って、関わらないでいようよある程度の秩序があればそれでいい」という共存、そして「そもそも違いなんて知らない、あるいは見えていない。だからこそ一緒にいられる」という共存があると思います