草彅剛主演映画『ミッドナイトスワン』が製作されることが明らかになった。
 メガホンをとったのはNetflix「全裸監督」、テレビ東京「Iターン」の内田英治監督。撮影は10月下旬より都内、関東近郊を中心に始まっている。本作は、トランスジェンダーの「凪沙(なぎさ)」と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(いちか)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描く「ラブストーリー」。
 凪沙(草彅剛)は今夜もメイクをほどこし、ステージ衣装に腕を通す。今にも崩れ落ち壊れてしまいそうな自己を支えられるのは自身のみ。一人で生きていくしかない仲間たちと共にステージに立つ。そんな凪沙が、育児放棄にあっていた親戚の娘、一果(いちか)を預かることになる。理解しあえるはずもない二人だったが、凪沙が一果の苦悩を正面から受け止めることにより、凪沙の中に今まで感じたことのなかった感情が生まれる。そして、一果への母性を純化させるために凪沙は尊い決断をくだす……。