元“いいとも青年隊”の工藤兄弟(工藤順一郎、光一郎)が、双子ネタを拒否し続けた過去を明かした。
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』が放送され、番組に“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”に平成ノブシコブシの吉村崇、タレントの伊集院光、元NMB48の山田菜々、超特急のユーキ、タレントの藤江萌らが出演。AbemaTVでは地上波未公開シーンを含めた完全版が放送された。
今回は、元“いいとも青年隊”の工藤兄弟が「恵まれた環境でウキウキWATCHINGしてたら沈んじゃった先生」として登場。事務所に入ってわずか半年で「笑っていいとも!」のいいとも青年隊に抜擢され、大ブレークした工藤兄弟。当時「笑っていいとも!」のレギュラー陣は、ウッチャンナンチャン、笑福亭鶴瓶、明石家さんまなど、そうそうたるメンバーだった。出演者らに挨拶に行った際には「和田アキ子さんから聞いてるよ」と言われたそうで、「芸能界ってチョロい」と思うほど、恵まれた環境だったという。
しかし、工藤兄弟は番組スタッフから「髪型と服装は一緒にして」と言われるなど、双子タレントとして見られることに徐々に不満を感じるように。特に写真撮影は苦痛で、一番嫌だったのは、全裸で肩車をしたポスター撮影だったという。
2人は双子扱いへの抵抗として、番組の名前テロップを「工藤兄弟」と一括にせず、別々に出してほしいと要求するように。それでも双子扱いは変わらず、ついには双子ネタを完全拒否。その結果、仕事はゼロになってしまった。
事務所は給料制だったため、慌てることもなく「給料泥棒」状態になった工藤兄弟。ある日、事務所に呼び出されて「そろそろ身の振り方を考えた方がいいんじゃないか」と言われ、芸能界を引退した。芸能生活は17年間だった。
しくじりを通して、工藤兄弟は「ぬるま湯に浸かっている自分を否定するなら、そこから出るビジョンをちゃんと持とう」と教訓を授業。「とにかく恵まれた環境にいた。なぜそのときに気づかなかったのかと思う」と、兄の順一郎は後悔を滲ませる。光一郎も「この場にいることは奇跡なんですよ。今ある環境を大切にしてほしい」と出演者らに熱く語っていた。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)