「ほしい物がすぐ集まる」新しい支援の形 被災者支援にAmazon「ほしい物リスト」を活用する動き広がる
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 各地で大きな被害をもたらした台風19号の上陸から11月12日で1カ月。被災地支援の新しい形として、Amazonの「ほしい物リスト」を利用した支援が広がっている。

 「ほしい物リスト」での支援とは、次のような流れで行われる。被災者が必要な物資を避難所などで伝えると、県や市などがその意見を集約し、必要なものをAmazonの「ほしい物リスト」に登録する。「ほしい物リスト」には、なぜ欲しいのかという理由なども掲載され、支援したい人は「ほしい物リスト」から商品を購入することで支援ができるという仕組みだ。

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 取り組み自体は、すでに8年前の東日本大震災の支援の際に注目を集めていたが、大きな台風が次々と上陸した今年も各自治体が利用したことで再び脚光を浴びている。

 9月の台風15号上陸の際に大きな被害を受けた千葉市は、9月12日にブルーシートなどの調達のためにリストを公開したところ、翌日には必要数が確保できたという。また、台風19号の影響で千曲川が氾濫し、多くの住宅が浸水した長野県の須坂市は、10月30日にリストを公開したところ、1週間ほどで物資が集まったそうだ。

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 現在でも行える支援先としては、長野市が「ほしい物リスト」を公開しており、11日の段階では寒くなるこれからの季節に必要な暖房器具などが掲載されている(※リストに物資が表示されていない場合は、その時点で支援できる商品がない状態)。市の担当者は「ほしい物リスト公開は、今月8日から全部で22品目載せたが、もうほとんど集まっている。Amazonを利用した理由は、短期間でほしい物が集まるから」とAmazonを利用した理由を述べている。

 支援をしたいという方は、「ほしい物リスト 長野県」などで検索してリストから購入することで、支援することができる。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

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