この記事の写真をみる(4枚)

  チャンネル登録者数はおよそ130万人に上り、“台湾で最も有名な日本人”と言われるYouTuber・三原慧悟。現地の言葉を巧みに使いこなし、学校を訪れれば大盛り上がり。さらには歌まで出し、ライブには3000人以上動員する、まるでアイドル並みの人気者だ。

 実は元フジテレビ社員だった三原。「営業の仕事や、ドラマのディレクターをやらせてもらったこともある。ただ、企画書をいっぱい書いても、時代的にチャンスを掴むことが難しかった。上司を説得するために労力を使うのであれば、もう自分でやっちゃえ、と。YouTubeなら、自分の作りたいものを、自分の好きなタイミングで自由に出すことができる」。

拡大する

 活動の舞台に台湾を選んだ理由は、一人旅で初めてできた外国人の友人が台湾人だったから。「YouTuberになることを考えたのは3、4年前だが、既に日本にはYouTuberがたくさんいたので、自分の特色を出すことが難しいと思ったから。元々台湾が好きだったというのもあるが、やはり親日国ということで、自分が動画を作ったら受け入れてもらえるかなと思った。中国語は当初はまったくできなかったが、字幕を付ければ何とかなると思った」。

 「最初から台湾で活動しているので、日本ではまったくバズっていない」と謙遜するが、今や台湾のトップ・蔡英文総統とも共演、観光特派員に任命されるまでになった。

拡大する

 「台湾の人に日本文化を紹介するということをYouTube上でやっている人がいなかった。そこが最初に受け入れられたと思う。それからは台湾の食べ物を日本人が体験するといった、台湾人とは別の視点で台湾を紹介するものも始めた。最初の2年間は1人でやっていたが、チャンネル規模が大きくなって、会社を作ることができた。そのタイミングで、メンバーを入れ、今はJUN醬(ジュンちゃん)、Tommy(トミー)と3人でやっている。チャンネルも日本語、中国語、英語の3つを運用している。すごく忙しいが、社員12人で分業しながらやっている」。Jun醤もまた、テレビ朝日の社員を辞め、YouTuberになったという。「大学のサークルの知り合いで、お互いテレビ局に入ったが、Jun醤もテレビ局でくすぶっていて、お笑いの養成所などにも行っていた時期もある」。

拡大する

 台湾を生活の拠点にし、日本に帰国するのは1、2カ月に1度程度。マレーシアや、フィリピンなど、英語圏も訪れている。今後については「“アイドルになる”という名目で始めたこともあるので、1万人が入る台湾版の“武道館”でライブをすることが目標だ。もちろんYouTuberとしても、タイやベトナムなどにもチームを拡大していきたい」と抱負を語っていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

■Pick Up

【Z世代マーケティング】ティーンの日用品お買い物事情「家族で使うものは私が選ぶ」が半数以上 | VISIONS(ビジョンズ)

この記事の写真をみる(4枚)