将棋の王位戦予選が1月7日に行われ、渡辺明三冠(35)と佐々木大地五段(24)が、午前10時から対局中だ。両者は今回が初手合だが、渡辺三冠が持ち時間をほとんど使わない早指しで、期待の若手にプレッシャーをかけている。
 渡辺三冠は文字通り、8つあるタイトルのうち3つを保持し、かつ2019年度の勝率が8割を超えることから“現役最強”とも呼ばれるトップ棋士。名人挑戦を目指す順位戦A級でも、ただ一人の7連勝を飾り、王位戦でも挑戦権獲得を狙っている。