逃亡中のカルロス・ゴーン被告が今夜、レバノンで記者会見を開く。
 先週末にゴーン被告と接触した米フォックス・ビジネスによると、「彼らが私を引きずり下ろしたかった」と主張、自身の逮捕や日産会長解任などはルノーとの経営統合を進めようとしたことが原因の“クーデター”で、その証拠もあると話していたという。会見では、それに関与した人物の名前も明らかにする方針だといい、日本の政府関係者も含まれる模様だ。一方、日産自動車はゴーン被告の逃亡後、初めての声明を発表。「社内調査で判明した不正行為について、責任を追及する基本的な方針は逃亡によって何ら影響を受けるものではない」として、損害賠償請求など法的手続きを続けると強調している。