「代替肉」などに代表される「フードテック」が今、世界的な大ブームとなっている。フードテックで生まれる食材や食品には「人工肉:小麦や大豆などの植物由来の“肉”。例として大豆ミートやグルテンミート」「細胞培養:動植物の食べられる部分の細胞を抽出し培養。例として牛、魚、野菜」「新食材:例としてミドリムシ、昆虫(コオロギ)など」といったものがある。
 ベジタリアンや健康志向の人、痩せたい人だけではなく、近い将来に訪れるかもしれない食糧危機にももってこいの代替肉の市場は2025年には8000億円規模にまで成長するとの推定もあり、 去年5月、アメリカの代替肉メーカー「ビヨンドミート社」がナスダックに上場、初日の上げ幅は2000年以降で最高を記録した。また、11月には香港のメーカーがアリババの「ブラックフライデーセール」で代替肉を初めて販売したところ、2日で2万トンを売り上げたという。