「すぐ物事を決めれる決断力がある」「自信を持っている」「レディーファースト」「引っ張ってくれる」「いい感じの筋肉がついている」「夢がある」「清潔感がある」「見かけよりも精神」「結婚して相手を安定させる」「嫁さんとか子どもをいかに守っていくのか」。
 これらは、いずれも「男らしさ」とは?と尋ねた人から帰ってきた回答だ。
 しかし、「時に勇ましく、優しく強くありたいと願う、それこそが男」といった観念は昔の話。「男だから」という固定概念やプレッシャーによって生きづらさを感じると答えた男性が実に半分以上に上ったというアンケート調査もある。しかも、最も生きづらさを感じているのが40代なのだという。調査を行なった「Lean In Tokyo」の二宮理沙子代表は「社内で昇進し、管理職に就くと生きづらさを感じやすく、でも誰にも言えない、ということ起きているのではないか」と話す。