一旦は可能性がなくなったかと思われた藤井聡太七段(17)の「最年少タイトル挑戦」記録に、復活の道が示された。ヒューリック杯棋聖戦の主催である産経新聞社が5月25日、挑戦者決定トーナメントの準決勝を6月2日、決勝を6月4日に行い、棋聖戦五番勝負は8日に開幕することを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで東西遠征等を伴う対局の中止・延期がされてきたが、緊急事態宣言の解除を受けて、東西遠征が解禁。関西所属の藤井七段が東京に出向いて、対局することが可能になったからだ。藤井七段は、復活した最大のチャンスを活かせるか。