コロナ禍で性風俗・AV産業のバーチャル化も加速?紗倉まな「顔だけチェンジ、身体だけチェンジと言われたら悲しい…」
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 新型コロナウイルスが様々な業種・業態に影響を及ぼす中、とりわけ濃厚接触によって仕事の再開が困難になっているのがアダルト業界だ。

・【映像】えろ業界がコロナ禍でアップデート!紗倉まながバーチャルAV女優と初対面"中の人"意外な素顔に迫る

 先週19日には性風俗の休業要請も解除されたものの、感染を恐れ客足は減少。また、持続可給付金や融資も対象外となっていることから、廃業することを選んだ店もあるという。

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 一方、感染リスクのない“非接触”のサービスを生み出すことで、生き残りを図ろうとする店もある。都内に店舗を構える「輝き」では、いち早く“オンライン風俗”として営業を再開。ビデオ通話でお互いの姿を見せ合うという、コロナ時代の新しい接客スタイルだ。

 「AVの仕事は濃厚接触もいいところだから、しばらくはお休みしている」」「当分ダメだって覚悟しているよ」。昭和11年生まれの現役AV女優・小笠原祐子さん(84)も、そうこぼす。

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 しかしAV業界も風俗店同様、“非接触”の領域に進出している。大手AVメーカー・ソフトオンデマンド(SOD)は、憧れのAV女優とのオンライン飲み会や、「SODビデオレター」という新サービスをスタートさせた。

 「SODビデオレター」はひとりひとりのリクエストに応じてビデオレターを制作するというもので、SODのイベント運営担当・マジックミラー号マン氏は「“おはよう”とか、お祝いのメッセージなど、アダルトNGの全年齢向けのサービスだ」と説明する。「コロナの影響で女優さんのイベントがなくなったので、メッセージが欲しいという方が多い。しかし、びっくりするくらいニーズがあったようで、かなりたくさん売れている」。

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 さらに調べを進めると、究極の“非接触”を実現させたバーチャルAV女優・Karinさんに取材をすることができた。VR空間で撮影し動画を「FC2アダルト」で配信する、いわばVTuberのアダルト版だ。普段は大学院で法学を専攻しており、バーチャルアバターを研究する中、表現したいものを自由に表現できる環境で1対1の接客ができるよう企画したものだったという。

 撮影はキャスト、監督、カメラマン人員はすべてVR空間のアバターによって行われるため、現実世界ではありえないようなプレイも可能だという。「今までご協力いただいた方々は全員がそれぞれの家から機材を使ってバーチャル空間に入ってきて、その中で体を重ね合わせる。だから、お互いの顔は全く知らないまま。モザイクはもちろん自動でかかるようになっている」。

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 そんなKarinさんは、アバターが接客するバーチャル性風俗店「X-Oasis」を来月にもオープンさせる予定だ。こちらもリアルで会うことはなく、完全にオンライン上での接客という形をとる。操作は「スマホモード:基本寝転び。スマホで視点調整。ボタン操作でお触り」「Questモード:基本寝転び。ヘッドセットで視点連動」「フルVRモード:操作制限なし」といったものがある。また、値付けはライブチャットの価格帯を参考に、新人料金が40分6000円から、一般料金が7000円となっている。

 「やってみないとわからないし、個人差もあるが、自分の視界に入っていれば感触としてフィードバックが来る。VRに慣れている人なら3Dモデル同士が触れ合うことで感覚が得られる方もいらっしゃるし、私も自分のアバターの身体を触ったり、お客さんに触られたりすると、リアルに反応しちゃうこともある」。

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 AV女優の紗倉まなは「相手がいるからこそできる動きもあると思う。どのようにして動きを再現しているのだろうか」と質問すると、Karinさんは「私は上に乗っかるのが得意プレーだが、その時はバランスボールを使っている」と答えた。また、2ちゃんねる創設者のひろゆき氏が、“バーチャルAV女優”といっても中身が男性の可能性がある、むしろKarinさんも男性ではないのかと冗談交じりに尋ねると、「私たちとしては、“中の人”を気にせず、目の前にいるアバターが全てだという価値観を提供していくのを目指している。だからこそ私が男性かもしれない、という可能性も潰したくないと思っているし、むしろバーチャルAV女優を挑戦する男性が出てくることにも期待している」と語った

 さらにKarinさんは「個人的に積極的に採用したいと思っているのは、“スライム”の女の子だ。ファンタジー系のエッチな本などで、全身スライムの女の子にこだわりのある人がいて、自分自身を性癖に最適化させて参加してきてくれる。すでに“ドラゴン”の女の子が在籍していて、騎乗位で上下している時には背中の羽が揺れている」と明かした。

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 アダルトメディア研究家の安田理央氏は「風俗についても、とくにデリヘルなど個室で1対1になるものは働く側としても危険な部分があるし、もちろんコロナで濃厚接触が怖いという人も多いのではないか。今後、リアルな感覚を再現できるような研究も出てくると思う。ただ、やっぱり実際に会うのと会わないのはかなり違うと思う」と、非接触型の可能性について言及。また、AVについても、「二次元、アニメを受け入れられるかどうかというところでユーザーが分かれてしまうところがあると思う。ただ、ゆくゆくはもっとリアルになっていくと思うし、CGのものが実写と区別がつかなくなってくると、今は実写のAVを見ている人たちがそっちにいくことも考えられる。そうなると、AV女優さんすらいらなくなっちゃう世界になる」と指摘した。

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 紗倉は「AV女優さんが自分の顔や身体を貸し出すみたいな形で利用料金を受け取るようなシステムも出てくるかもしれない。でも、“顔だけチェンジ”とか、“身体だけチェンジ”は、“ダメだったんだな”みたいに思って、悲しくなると思う」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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