核軍縮の問題に橋下氏「核保有国に対して、迫力を持って言わなければいけない」
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 日本政府がイージス・アショアの配備計画を断念したことを機に、「敵基地攻撃能力」に関する議論が再燃している。

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  4日のABEMANewsBAR橋下』に出演した作家の吉木誉絵氏は「敵基地攻撃能力を持った場合、周囲の国が反応し、さらに軍備を増強し始め、お互いが戦争を回避したいにも関わらず、むしろ戦争に突入してしまうという“安全保障のジレンマ”に陥る可能性もある。そのような“戦略的なコスト”を考える必要もあると思う。そもそも、移動するランチャーの位置を捉えて叩くのには高度な技術も必要だろう」と指摘する。

 一方、橋下氏は「ロシアは通常兵器では西側諸国に対抗できないということで、そこを核兵器で補うという方針を打ち出した。北朝鮮もそうだ。吉木さんが言うように、こっちが通常兵器を持てば相手も通常兵器を持つということにはなるが、核兵器の場合、使った段階で世界が終わってしまう。みんなが言う“平和”は核兵器がゼロになる世界だが、ある程度、みんなが核兵器を持つ方が平和ではないか、というのが僕の持論だ」との立場を示す。

 「もちろん、これは日本が核兵器を持つべきだという話ではないし、目指していくべきなのは核兵器ゼロの世界だ。しかし、NPT体制を組んだ核兵器保有国は軍縮交渉をし続けないといけないことになっているのに、彼らは全然やらない。だからこそ、核兵器を持っていない国々が一致団結して、特権を認め続けることに対して声を上げなければいけない。それでも中国の習主席とかロシアのプーチン大統領が“はい、じゃあ核兵器やめます”とは言わないだろう。だからこそ、“そんなことを言うんだったらこっちもやるよ”、くらいの姿勢は示して、迫力を持って言わないといけない部分もあると思う」。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)

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作家の吉木誉絵さんを迎えてコロナ禍の中での子育ての難しさを考える
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