近年、日本で数多くのスパイが活動していることをうかがわせる事件が相次いでいる。2018年、ソフトバンク社員(当時)に近づき機密情報を盗み出すよう「唆した」疑いがもたれているアントン・カリニン・ロシア通商代表部元代表代理もその一人だ。国際ジャーナリストの山田敏弘氏は「彼は間違いなく、ロシア軍の諜報機関の人間だ」と話す。