「残酷な現実が沢山ある」二階堂ふみも問題提起 “動物のための数値規制”方針固まる
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 「我が家のゾイは繁殖犬でした。痩せ細り、歯はボロボロで、怯えてました」

【映像】二階堂ふみが問題提起

 女優の二階堂ふみが自身のInstagramで愛犬の過去を明かしたのは6月29日。さらに、「ゾイと暮らし始めて、劣悪な環境で生きる子達がより身近な存在になりました」「目を向けられないような残酷な現実が沢山あります。ペットショップに並ぶ子犬や子猫はどこから来たのか。知ること。考えること。そしてアクションを起こすこと。皆さんとより良い共存の世界を作りたいです」と綴った。

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 二階堂が「よりより共存の世界を作りたい」とアクションを呼びかけたのは、現在、環境省を中心に検討が進められている、犬や猫の繁殖・販売業に対する飼育基準の数値規制案についてだ。これまで、ペットショップなどの動物取扱業の中には、犬や猫を高齢になるまで繁殖させたり狭いケージに入れたりするなど、劣悪な環境で管理する業者があると問題視されていた。

 6月29日の二階堂の投稿には12万を超える“いいね”がつけられ、女優の水川あさみらも賛同の声をあげた。

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 去年6月に成立した改正動物愛護管理法には、動物取扱業へのさらなる適正化が盛り込まれ、その数値について環境省が検討を重ねてきた。そして10日、環境省はこれまで曖昧だったペットショップなど動物販売業者への規制として、従業員1人に対して子犬を産ませるための繁殖犬は15匹、販売する犬は20匹を上限とした。さらに、繁殖の年齢は6歳までとし、ケージの大きさについても体の大きさの2倍は確保するといった制限などを省令に盛り込む方針を固めた。

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 小泉環境大臣といえば、妻の滝川クリステルも動物の愛護活動にこれまでも取り組んできた。小泉環境大臣は会見で、「動物のよりよい状態の確保につながるように、今後も動物の健康や安全を確保するという動物愛護の趣旨に則って、必要な検討を着実に進めていきたい」と説明。この省令は、手続きなどを経て年内にも交付される予定となっている。

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

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