“I think I made a mistake. I thought this was a hoax. But it’s not. (僕は間違っていた。デマだと思っていたんだ。でも本当だった。)”
ABCなど海外メディアが報じた、30歳の男性がコロナウイルスに感染し、アメリカテキサス州の病院で死亡したというニュース。
男性が新型コロナウイルスにあえて感染することを目的とする、いわゆる「コロナパーティー」の参加者だったことを病院が発表し、いま大きな話題を呼んでいる。患者が入院していた病院の医師によると、「コロナパーティーは新型コロナに感染した人物により開催され、“ウイルスは本当に存在するのか?”“ヒトからヒトに感染するのは事実か?”などをパーティーで確かめる目的があった」という。
新型コロナウイルスがデマならどんなによかったか。男性は死ぬ間際、看護師に「僕は間違っていた。デマだと思っていたんだ。でも本当だった」と話したそうだ。
いまコロナパーティーは、アメリカの各州で問題となっている。CNNが3日に報じたのは、アラバマ州タスカルーサ市で開催されていたコロナパーティー。このコロナパーティーでは、なんとウイルス保有者が参加し最初に感染した人が、チケットの売り上げの中から賞金を獲得するゲームが行われていた。周辺地域ではこういったパーティーが複数行われており、タスカルーサ市は注意喚起に努めるとともに、パーティーが発覚した場合は解散させているという。
こうしたコロナパーティーにSNSでは、「一刻も早く目が覚め、新型コロナの恐ろしさに気づいてくれますように」「こんな無謀な行為で命が失われることがあってはいけない」「コロナパーティーに参加した人には同情することはできないね」「問題は新型コロナをデマだと信じてる人がいること。それを証明する為に自らの命を賭ける人がいるとは」といった声があがっている。