7月16日に行われたヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局で藤井聡太七段(17)が勝利し、史上最年少の17歳11カ月でタイトルを獲得。屋敷伸之九段が作った18歳6カ月というタイトル獲得最年少記録を30年ぶりに更新した。アニメ化もされた人気ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」の作者・白鳥士郎氏は、自身のTwitterで「フィクションを超える現実の始まり」とその偉業を称えている。

▶中継:新記録達成!藤井聡太七段、棋聖奪取で最年少タイトル獲得

 将棋を題材としたライトノベル「りゅうおうのおしごと!」は、16歳で竜王位を獲得した九頭竜八一が主人公。八一と同様に高校生の年齢でタイトルを獲得した藤井七段の快挙に、白鳥氏は「17歳11ヶ月での獲得は、屋敷九段の持つ記録を半年以上縮める大記録です。あの羽生善治九段ですら、初タイトル獲得は19歳でした。フィクションを超える現実の始まり。藤井聡太棋聖の誕生です」とツイートした。

 さらに白鳥氏は、自身のTwitterアカウントの名前を「白鳥士郎@ノンフィクション作家」に変更するというユーモアを披露。あらためて「『高校生の少年が将棋のタイトルを取る』なんて夢物語みたいな設定、ラノベじゃなきゃ出版できなかったと思うし、『物語が現実になる』なんて経験もできなかったと思います。ラノベを書いてきてよかった」と感動をつづった。

藤井聡太七段、快挙!
藤井聡太七段、快挙!

「りゅうおうのおしごと!」白鳥士郎氏も藤井棋聖の誕生に感激「フィクションを超える現実の始まり」