「窓口に行ってやり取りしたり、書き直したりと、みなさん負担をかけている。役所に足を運ばなくて済むような仕組み一日も早く作ることが大事だ」。
 行政のデジタル化が叫ばれる一方、ハンコをめぐる議論や混乱を極めた「特別定額給付金」のオンライン申請など、取り組みの遅れが相次いで表面化している。そんな中、全国に先駆けて行政手続きのオンライン化を進めているのが石川県加賀市だ。