2023年もアイドルグループが大活躍
言及数のTOP3は、JO1の約5090万件、King & Princeの約3388万件、Snow Manの約2647万件。UGC数のTOP3は、Snow Manの約513万件、King & Princeの約512万件、SixTONESの約352万件と男性アイドルグループが上位を占めた。女性アーティストでは、言及数・UGC数ともに乃木坂46がトップとなった。
音楽活動だけでなく、さまざまなメディアへの露出やプロモーション活動が話題となるため、コンテンツの量が多く言及数・UGC数の増加に繋がっている。また、最近ではTVだけでなくネット番組やYouTube・TikTokを始めとするSNSなど、コンテンツを披露する場が多いことも、アイドルグループにとっては追い風となっているようだ。
公式アカウントの上手な活用と、それを支えるファン文化
言及数やUGC数の多いグループは、特にSNSにおける公式アカウントの活用が上手いと感じる。最新情報の発信など事務的な情報展開だけではなく、オフショットやファンへのメッセージなど、ファンを楽しませるためのコミュニケーションを積極的に行なっているようだ。
特定の人しか見られないファンクラブのみでの情報公開だけでなく、不特定多数の人がアクセスできるSNS上でもコンテンツを公開することで、それに共感したファンが情報を拡散する流れが構築されているようだ。
特にKPOP関連のグループや個人名が急上昇している
グローバルで活躍するKPOPグループが、日本のエンタメ界に続々と進出。エンタメだけでなく、ファションや食品業界でも韓国文化の影響が大きくなっており、今後も広がりが予想される。
【調査方法】
国内の月間アクティブユーザー数が4500万人を超えるXは、数あるSNSのなかでもリポストによる拡散機能をもち、気軽に投稿や会話がなされる特徴がある。そこで、主要音楽セールスランキングからピックアップしたアーティスト100組(※)を対象に、アーティスト名を含む投稿数を分析した。
※2022年までは、主要音楽セールスランキングからピックアップしたアーティスト30組を対象に実施
集計期間:2023年1月1日〜2023年12月10日
対象メディア:X(旧Twitter) ※10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍に戻したもの。
【調査結果】
※言及数とは、X上の返信やリポストを含む、そのキーワードが含まれた投稿の全体数を指す。
※UGC数とは、「User Generated Content」の略で、「一般ユーザーによって作られたコンテンツ」を意味する言葉だ。返信やリポストを含まない純粋な投稿数を指す。