9月20日に横浜アリーナで開催された「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~」で安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)とアラン・ソアレス(ブラジリアンタイ)が対戦。K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント一回戦は、安保が開始直後の目に覚めるような二段蹴りでダウンを奪い、わずか31秒の秒殺KO決着となった。
階級を適正体重のウェルターに上げ2戦目にしてトーナメントの大本命となった安保。対戦相手は日本在住のブラジル人ファイター・ソアレス。ソアレスはK-1初参戦で過去の成績は16戦13勝、前回は1階級上での試合でKO勝利を収めている。
難しいトーナメント初戦で未知数の相手を迎える安保だが、試合開始とともに怒涛の攻撃を仕掛ける。切れ味するどい左ミドルから入り、ふわりと2段蹴りの左ハイをソアレスの顔面に叩き込み開始10秒でダウンを奪う。
奇襲攻撃に全く対応できなかったソアレス、立ち上がり試合に復帰するも安保の左ミドルをボディ、さらに左フックを被弾すると浮足だつように足元から崩れてダウン。わずか31秒で2ダウンを奪われ試合終了となった。
一足早く132秒で1回戦を突破したもうひとりの優勝候補、野杁正明に対して31秒殺を見せつけた安保の瞬殺に「2人でタイムアタックでもしてるのか?」というコメントも。電光石火の勝利に視聴者も「強すぎるな」「これは半端ない」「まだ31秒だぞ!」「無傷、本当のノーダメージ勝利だな」と沸き立った。
この日ABEMAでゲスト解説を務めた魔裟斗も「一発目の(二段)蹴りでダメージがありましたね。詰めの深いところで入ってる。(最後は)三日月蹴りからの左フックでした」とほぼ3発の攻撃で相手に致命傷を与えたと試合を振り返っていた。