将棋の王座戦五番勝負の第3局が9月22日に行われ、永瀬拓矢王座(29)と木村一基九段(48)が午前9時から対局を開始した。今回のシリーズは第1局を2年ぶりのタイトルを目指す木村九段、第2局を王座3連覇がかかる永瀬王座が制して、1勝1敗のタイに。タフな将棋を得意とする両者だが、タイトルに王手をかけるのはどちらか。
【中継】王座戦 五番勝負 第三局 永瀬拓矢王座 対 木村一基九段
永瀬王座は、2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:4期)、順位戦A級(A級:1期)。タイトルは叡王で1期、王座は2期の計3期。棋戦優勝は新人王戦、加古川青流戦でそれぞれ1回の計2回だ。将棋界でも屈指の研究量を誇ると言われ、対局でも最短で勝ちを目指すのではなく、優勢になっても逆転される可能性をつぶしてから確実に勝つ「負けない将棋」が特徴的だ。
木村九段は、1997年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:12期)、順位戦B級1組(A級:5期)。タイトルは王位で1期、棋戦優勝は朝日杯将棋オープン戦、新人王戦で各1回の計2回ある。「千駄ヶ谷の受け師」とも呼ばれ、巧みな受けで相手の攻めを切らせるほか、逆の相手の攻め駒を叩いて反撃する積極的な受けもよく見られる。
持ち時間は各5時間で、先手は永瀬王座。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。また、カメラ視点を切り替えられるマルチアングル放送も実施している。
(ABEMA/将棋チャンネルより)