将棋親善大使・伊藤かりん、藤井聡太三冠の快挙に「ついに来た!という感じ。八冠、見てみたいです」
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 並み居る強豪棋士たちを退け、史上最年少での三冠を達成した藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)。まもなくプロデビューから丸5年が経過するが、その勢いも強さも年々増すばかりだ。将棋親善大使を務める元乃木坂46伊藤かりんも、「最初からすごく強い、強いと思っていましたけど、そこから気が熟したというか、ついに来た!という感じですよね」と、その活躍ぶりには興奮する。どこまでそのタイトル数を伸ばすのかに注目し、前人未到の八冠独占にもファン心理として期待するところだ。

【動画】個人・団体4連覇を果たした藤井聡太三冠

 過去にNHK Eテレ「将棋フォーカス」にレギュラー出演していたこともあり、将棋界でも知人の多い伊藤。新型コロナウイルスの影響で、関連イベントの数も出演の機会も減ってはしまったが、それでも棋士、女流棋士との交友関係は大切につなげている。また、藤井三冠が活躍する度に、各種メディアで取り上げられるものを、自然に目に入れている。「以前は、自分から結果などの情報を見つけなければいけなかったのが、今では情報バラエティー番組でもやっているので、勝手に情報が入ってきますよね。藤井さんは去年、タイトルを初めて取ったと思ったのに、気づいたらどんどん増えていって、ちょっと怖いぐらい(笑)」と、その活躍には驚き以上の感情すら芽生えてきた。

 藤井三冠に立ち向かう棋士とも会話することが多いが、そこにはライバル意識ばかりではなく、どことなく「アニメの主人公でも語っているような感じ」も抱くという。「もちろん棋士のみなさん、自分の結果を求めていると思うんですけど、藤井さんの話になると、『本当にすごいよねえ』という感じが見受けられるんですよね。私みたいなファンでもそうなのに、棋士の間でもそうなのかと」。対戦相手というよりも、ただ一人、別次元にいる存在。そんな口ぶりのようだ。

 見たこともないような強さで勝ちまくる藤井三冠に対して、やはり期待するのは全冠制覇だ。今から25年前の1996年、羽生善治九段(50)が七冠を独占したが、藤井三冠にも同じような期待がかけられている。「羽生先生が七冠を取られた時、私はまだ将棋を見ていなかったので、全冠独占をする様子を見てみたいと思うんです。八冠、総なめするところを」と、歴史が生まれる瞬間を目の当たりにしたい。

 今や、将棋という枠組みだけでなく、令和の時代そのものに名を刻んでいる藤井三冠。果たしてどこまで上り詰めていくのか。伊藤をはじめ、将棋に関わる全ての人々が、その快進撃をこれからも楽しみに見続ける。
ABEMA/将棋チャンネルより)
 

【中継】第2回女流ABEMAトーナメントドラフト会議
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第4回ABEMAトーナメント
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【動画】個人・団体4連覇を果たした藤井聡太三冠
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