那須川天心が絶賛した「RISE・53kgトーナメント」が呪われた?選手失格でカードが前日変更 伏兵・風音は出産直後の妹にエール

 格闘技史上屈指のハイレベルなメンバーを、那須川天心も絶賛したRISEの53kgトーナメントが、波乱の展開を迎えた。

 7月の大阪大会で1回戦が行なわれ、ファイナル(準決勝・決勝)は9月23日の横浜・ぴあアリーナMMで実施。その前日計量がスムーズに終わらなかったのだ。準決勝で優勝候補の志朗と闘う予定だった大崎孔稀が3.2kgオーバー。再計量でもやはり落とせず、失格となった。またリザーブマッチで滉大との試合が組まれていた金子梓も650gオーバー。

 この緊急事態に、志朗は「このトーナメントは呪われてますね」とポツリ。確かに、そう言いたくなるほどの紆余曲折があった。

 大崎孔稀は、もともと5月のトーナメント出場者決定戦で風音と闘うはずだったが、新型コロナウイルス陽性反応で欠場。しかし7月大会ではリザーブマッチに勝利している。すると、1回戦を突破していた兄の一貴がケガで決勝トーナメントを欠場することに。孔稀は兄の代打で志朗との対戦が決まった。ところがその孔稀が計量オーバーで失格。志朗は、リザーブマッチから繰り上がった滉大と対戦する。金子も計量をオーバーしており、リザーブマッチは中止となった。

 結局、志朗は相手が大崎一貴→孔稀→滉大と2度の相手変更。しかも滉大とは1回戦で闘っている。この1回戦は延長にもつれ込んでおり、大会前日に決まった再戦も決して簡単なものとは言えない。予想できない展開が続いたこのトーナメント、ここまでの流れからして最後まで気が抜けないものになりそうだ。

 一方、逆ブロックの準決勝で闘うのは政所仁と風音。友人同士の2人だが、だからこそテンションも上がっているようだ。風音は計量後の会見で、計量と同時間に妹が出産したことを報告。分娩室でABEMAの会見中継を見ているという妹に「優勝して帰るから赤ちゃんと一緒に待っとけよ」とメッセージ。不穏なムードの会見場を和ませたのだった。

 風音は出場者決定戦の不戦勝から1回戦でアップセット。このトーナメントで最も勢いに乗っていると言っていいだろう。実力者揃いのトーナメントに伏兵あり。果たして、決勝戦を終えてリングに立っているのは誰なのか。